今日は一日冷たい雨

今日は一日冷たい雨。山沿いでは雪が降っているらしく、沿線の今市、日光間が雪で運休になっているという。
この一週間、新風社、草思社の倒産が伝えられた。新風社に一度出版の相談をしたら、ものすごいDMが長い間送られてきたが、しまらくこなくなったと思ったら倒産。草思社はいい本をたくさん出していたのに残念だ。
今日は雨の中、市立図書館へ。『北方人』の自分の原稿の資料を探しに行く。伊上凡骨と夢二の関係を調べるために『夢二日記』の1−2巻(3−4巻は持っているのだが)を探すが、ここにはなかった。以前どこかの図書館で見たが、思い出せない。とりあえす『セザンヌの塗り残しーきまぐれ美術館』など洲之内徹本4冊、そして入手予定だった黒岩比佐子さんの『編集者国木田独歩の時代』が新刊コーナーにあったので早速貸りる。
妻は仕事で出かけており、午後はテレビで、全国大学ラクビー決勝、早稲田、慶応の試合を見る。早稲田が強い。外は雨、そのあと洲之内徹本を拾い読み。なかに上野山清貢のことや妻の作家素木しづのことなどが出てくるなど、あとが楽しみ。『編集者国木田独歩の時代』は通勤携帯本として楽しみとっておく予定。
北海道の亀井女史より、北海道教育大学釧路分校での集中講義を聞いた、学生のレポートをまとめたものが届く。亀井女史は中戸川吉二の作品を論じたのだが、若い学生たちの反応が色々あっておもしろい。自分にはない視点で作家、作品に触れている。コピーがあったと思ったが、探しきれなかった中戸川の「犬に顔なめられる」のコピーも入っていてうれしくなる。寝床で読んだが、最初に読んだときとまた違う感慨があった。