「凡骨版画展覧会」詳細

普段は仕事帰りが遅くてなにもできないので、休日は朝5−6時ごろ起きて、静かな中で色々なことをこなしている。
さて、伊上凡骨が彫った近藤浩一路の版画が届いている。額の後に「凡骨版画展覧会」の案内状が貼っている。昭和9年10月13日から17日まで開催。発起人として、石井柏亭、木下杢太郎、近藤浩一路高村光太郎、富田渓仙、里見トン、佐藤義亮、中澤弘光、中根駒十郎、藤島武二、安田鞍彦、和田英作吉川英治、与謝野寛、与謝野晶子の名が。画家、作家、出版社の社長など多彩。里見トンとはどんな関係か解からないが、吉川英治の一文に里見や中戸川吉二(『北村十吉』は、中川一政画、凡骨彫)とも親しかったとあるから、競馬仲間であったかも知れない。また長文の発起人挨拶もあるが、この中の一人が書いたものだろう(与謝野寛か)。「凡骨版画展覧会」については、与謝野晶子の一文にもあったはず。案内状は、すべて『北方人』に復刻する予定。

さて、今年も「一箱古本市」にエントリー。今年は4月27日と5月3日だが、3日(土)に出店。この日は岡崎武志氏、晩鮭亭氏も参戦するらしい。ライバル多し!!