「習志野俘虜収容所」から見えるわがまち

2月3日、千葉の習志野トークショー《「習志野俘虜収容所」から見えるわがまち》を聞きに出かける。

テーマには、「習志野にいた第二のシーボルト、フリッツ・ルンプ」とあり、わが研究の対象者である「フリッツ・ルンプ」について語たられるからだ。会場は満員、100名以上が集まっていた。配布された資料に、私が作成した「フリッツ・ルンプー日本美術研究家・波乱の生涯」が冊子になっていた。多くの人に、ルンプの生涯を知ってもらえるだけでうれしい。

習志野にいた第二のシーボルト、フリッツ・ルンプ」を語ってくれたのは、日系二世で東京大学法学部所属の日本学術振興会研究員フランク・博・ケーザー氏、若い研究者でお母様が日本人とのことで流暢な日本語でフリッツ・ルンプのことを語ってくれた。ドイツと日本の架け橋になった人を研究中とのことで、ルンプのより深い研究が待たれる。終わってから、私の評伝「フリッツ・ルンプ物語」が入った『フリッツ・ルンプと伊勢物語版本』(関西大学出版部)を手渡す。
また、久しぶりにお会いした星昌幸氏(今は習志野市学校給食センター長)は、「習志野俘虜収容所」にいたドイツ人が演奏した音楽について、残されたプログラムをもとにその音楽を流された。
会場は、かつて「習志野俘虜収容所」があったところとのことで、終わってから近くを散歩。久しぶりに充実した一日を過す。