冷たい雨の一日

埼玉は、一日冷たい雨。仕事を早めに切り上げて、木下杢太郎記念館に展示する、ルンプとグラーザーの本、4冊を荷造り。戦前のハードカバーの外国の本は、紙も厚くずっしりして重い。出すのは明日。
釧路新聞』連載の「故郷逍遥(6)」を見た、と釧路のN氏から手紙。山本夏彦のコラムから引用した部分に、共感したとある。この連載で、直接、読者から手紙をもらったのははじめて。ストックは、あとひとつ。気になっていたので、あわてて『北方人』の刊行に関したものをひとつ書く。もうひとつ書いて、遅れている「フリッツ・ルンプ物語」の校正をして、明日には贈らなければ!(と思っているのだがー)。
このブログを書き始めて、1ヶ月が過ぎる。「はてな市民になりました」とメールが入った。よくは解からないが、住民票でも出してくれるのかな?それにしても、よく続けられたと思う。どれだけの人が見てくれているか解からないが、自分に向って書く以外にないと思う。おかげで、6年間も続けてきた日記帳は真っ白。これが新しい日記なのだから、それでいいと思う。そして、戸惑っていた書き込みも、少しなれてきたので30分以内で終らせることにしている。自分を励ましながら、書き続けていきたい。
追記
今日、習志野教育委員会の星昌幸氏から、高知大学の瀬戸武彦教授が上京するので、3月15日夜、会えないかという。追って瀬戸教授からもメール。お2人とも、フリッツ・ルンプの良き理解者。久しぶりに会えるので、OKの返事を出す。
夜にはクルト・グラーザーの研究もされている日本医科大学安藤勉助教授から電話。意外な情報をくれる。3月4日(土)に、東京国立博物館の平成館大講堂で行われる、シンポジウム「戦争と表象/美術 20世紀以後」で、安松みゆき別府大学助教授が「第1次大戦ドイツ人捕虜の芸術活動」を報告するという。はたしてここに、フリッツ・ルンプが登場するのか。時間があったら行きたいと思う。