朝霞周辺のセドリツアーに同行

午後、高校同窓で、埼玉の朝霞で店舗を閉め今はネットのみの古書店をやっている「朝霞文庫」の知人を訪ねる予定で出かける。武蔵野線朝霞台の駅前にある「ブ」で待ち合わせ。車で迎えに来てくれる。この辺は全くはじめてだったが、さっそく周辺のセドリツアーに同行することに。
古本市場」の朝霞店、志木店、「ブックオフ」富士見台みずほ店、朝霞店を回る。
入手したのは、串田孫一『山歩きの愉しみ』(ランティエ叢書)、日野啓三『あの夕日・牧師館』(講談社学芸文庫)、高橋源一郎ジョン・レノン対火星人』(講談社学芸文庫)、小林信彦『伺『私説東京繁盛記』(ちくま文庫)、高橋和己『現代の青春』(旺文社文庫)、徐京植『私の西洋美術巡礼』(みすず書房)、『浮世絵名作選集20・清親』(日本浮世絵協会)、ほか2点を均一で。知人は、いいものがないと、これだけ廻って1点のみ入手している。値が付いて売れるものだけという。さすがという感じ。
そのあと、仕事場にしている本にあふれた自宅に寄る。ネット販売の話、近況など、いろいろ話を聞く。あと、「フリッツ・ルンプ物語」を書くためにこの数ヶ月探している『わがままいっぱい名取洋之助』(ちくま文庫)の話をしたら、持っているという。私が入手した「ほか2点」と物々交換成立、長い間探していたので、なにか肩の荷が下りたような気がする。そして話題の佐野繁次郎装丁なる五木寛之『風に吹かれて』(集英社文庫)の話をしたら、これもあるという。こちらは見るだけだったが、思っていたより質素な装丁だった。話に花が咲いて帰宅したのは、深夜の1時近く。頭の中が、本で回っている。