写真家三輪晃久『われら地球人ー旅の王』に出会う

この2日間読んだもの。北尾トロ『変な本あります』(風塵社)は、本職以外にネットで古本屋をやっている御仁だが、その苦労話?。昨年末、銀座松坂屋の古本市で、北尾トロさんのワゴンから一冊拾ったが、なかなかシブイ本だった。目の付け所が違うのかも知れない。あと、坪内祐三新書百冊』を、ほぼ読み終わる。山口昌男の本は何冊か読んでいるが、『本の神話学』(中公新書)は未見、せひ読んで見たい。たしか故郷の北海道の大学の学長をされているはず。
土曜日、娘が体育祭だったが、時々雨が降るなかを続行していたらしい。その娘が中学校の図書館から、みつはしちかこ小さな恋のものがたり』を借りてきて、読んでいる。懐かしい。大学時代、学習研究社でアルバイトをしていたが、注文短冊の整理をしていて、このマンガ本の人気に驚いた事があった。これは設立したばかりのり立風書房に版権を移して単行本になっていた。いまでも出ているのだろうか。
今日、仕事で隣町に行き、新古書店に寄る。故郷関連本の写真家三輪晃久『われら地球人ー旅の王』(求龍堂)を見つける。昨年亡くなったが、かつて釧路にあった三輪写真館は、この街最古の写真館。先日送ってきた明治時代の地図にその名前が記されている。自叙伝的な本で三輪晃久の意外な生涯を知る。悩んでいた次回の新聞コラムは、これに決定。

旅の王―われら地球人 (EARTH BOOK)

旅の王―われら地球人 (EARTH BOOK)