作家で歌人の「金子きみ」さんのこと

出久根達郎『古本・貸本・気になる本』を半分余り読む。まあ、どちらか言えば結構マイナー?というよりも、なかなか目にふれることの少ないものを読んでいることに驚く。光本恵子『金子きみ伝ー開拓農民の子に生まれて』(ながらみ書房)のことが出てくる。わたしも『北方人』でこの本のことにふれたが、多くのひとは知らないと思う。作者の光本恵子さんとは、日本ペンクラブの集まりで会ったことがあり、何回か手紙のやり取りもあったが、実に精力的なひとである。、作家で歌人の金子きみさんもまだご健在で、最近新短歌の歌集も出ている。北海道生まれの、波乱にとんだ人生を送っている。そのことは『古本・貸本・気になる本』に詳しく書かれている。

草の分際―金子きみ歌集 (未来山脈叢書 (第154篇))

草の分際―金子きみ歌集 (未来山脈叢書 (第154篇))