作家佐藤泰志のこと

夜、12時すぎ、娘の「電話!」という声で起こされる。そう、今朝5時前に目が覚めていたので、夜9時すぎにふと横になったら寝てしまったのだ。夜中の電話なので不吉な予感がしたが、違って安心する。月曜日に載る新聞コラムのことで編集者からの電話であったが、一つ間違いを指摘される。新聞社も夜勤があるから、夜遅くにかかってきたのだ。
ということで、Wカップサッカー、イングランドポルトガル戦を横目で見ながら今日の日記を書き始める。
日中、札幌から出ていた文芸雑誌『北方文芸』のバックナンバーを久しぶりに棚から取り出し、目次を見ていた。チョッと気になって、若くして昇天した作家佐藤泰志の作品を探していたのだ。100冊以上あるので目次を見ながら、先日亡くなった鳥居省三先生の論考、その他にも亡くなった様々な方の名があり、色々思い出してしまう。佐藤泰志の作品は7点ほど見つける。単行本も何冊か持っているが、もう忘れさられた作家。『北方文芸』は、文芸評論家小笠原克先生が中心となって続いた文芸誌、しかし亡くなってから休刊になった。その後故郷に帰るたびに再刊された新しい雑誌をみたが、いまはどうなっているだろう。佐藤泰志を発掘したのも小笠原克先生だと思う。
昨夜、出久根達郎『古本・貸本・気になる本』読了、「竹内てるよ」のことも出てくる。今日見た『北方文芸』には、お元気だった「竹内てるよ」さんの作品もあった。
日記を書き終わっても、イングランドポルトガル戦は延長終了寸前。PK戦になった。