『北方人』第11号、完成!

先週、『北方人』第11号の不足の用紙を手に入れ、昨日印刷にかかろうしたが、ページ数が合わない。良く見たら2ページダブっていた。ページ割りは4の倍数だから組みなおすしかなかった。急遽ページ割りを直し、一部レイアウトを変える。一日ががりの仕事になってしまった。と言いながら、やっぱり本が見たくて近くの「ブ」に出かける。山下武先生の『古書の誘惑』を見つける。青弓社のこのシリーズはほとんど持っていたが、この本だけ抜けていた。そういえば、夏に先生らと久しぶりに会う計画があったが、流れてしまった。お元気だろうか?「ブ」では、他に向井敏『残る本残る人』、講談社文芸文庫原民喜戦後小説全集』上巻を買う。
今日は、朝から『北方人』の印刷。40ページなので時間がかかる。そんなにたくさん作ることができなかった。その後製本、4時過ぎ完成。寄稿者に短いメモを書き少部数だが、コンビニに持ち込む。メール便で送るのだが、丁度クロネコヤマトの車が来ていた。近い人は火曜日、遠い人でも水曜日には着くだろう。少々お待ち下さい。寄贈者には後日発送の予定。反響が楽しみである。
このあと、『サンパン』の原稿締め切りが迫っている。「フリッツ・ルンプ物語」の続きだが、今回は第一次世界大戦とその直後のこと。通勤電車の中で本を読み、いろいろ資料の内容を組み立てていた。安藤勉先生に、ルンプが出した本の一部の翻訳をお願いしていたが、金曜日ファックスで届く。お忙しいなか、すみません。原稿は、2週間で完成させなければならない!少し書いているが、何とか頑張ろう。
そういえば、河内紀氏から手紙と招待状が届いた。上野の一角座開催される「河内紀 音と画像の仕事」と題した、スクリーンとサウンドを味わう催し。鈴木清順坪内祐三らとのトークショーもある。どの日に行こうか迷ってしまう。
夜になって、近くの「ブックマーケット」に出かける。今日、「朝日新聞」の書評に「古書店探訪」と題して、樽見博氏、岡崎武志氏らの本が紹介されていたが、持ってなかった荻原魚雷氏の『古本暮らし』(晶文社)を見つけて買う。『サンパン』に書いていたものも収録されている。他に『植草甚一の散歩道』(晶文社)も買う。どちらも、通勤携帯本のなりそうで楽しみ。