坂口三千代『クラクラ日記』読了

電車携帯本、坂口三千代『クラクラ日記』(ちくま文庫)を読み終える。坂口安吾がアドレナリン中毒になった戦後のこと、福田蘭堂といっていたという競輪事件の裏を知る。松本清張の「周辺の随想」に牧野信一のことも出てくる。「中戸川」は、伊東時代に原稿を取りに来た息子の宗一のことだった。きっと、親父の故中戸川吉二の噂でもしただろう。坂口は、戦後『雑談』に、中戸川吉二の妻とみえの句集『春日』のことを書いている(中戸川吉二をくそみそにこき下ろし、妻をほめている)。
今週金曜日の夜は、『サンパン』の忘年会。御茶ノ水の庄屋とのこと、久しぶりにいろんな人と会えそう。