気晴らしになった一日もあった

仕事が多忙で、電車携帯本も満足に読むこともできない、精神的に落ち着かない一週間を過ごす。それでも5日の水曜日、仕事帰りに地下鉄千駄木駅を下車してブックカフェブーサンゴへ行く。一箱古本市の懇談会があったからだ。お世話になった助っ人さんや店主さんなど色々な方来ていた。久々に会う方もいてうれしかった。カウンターの端の席で一人静かにビールを飲む。そのうちナンダロウさんが現れる。入院していた内澤さんが手術されたとかで付き添っていたという。お疲れの様子。書肆アクセスの本が翌日配本になるということで、見せていただく。津田さん、藤田さんなど知っているたくさんの方が書いている。書肆アクセスに何度か行って本を買ったが、なぜか寄稿する気がなかった。本が書店に出たら買おうと思う。絵はがき研究家の生田誠氏も来ていて、来春1月3日から竹久夢二美術館で開催される「夢二と 謎の画家・小林かいち展」のパンフと招待券をいただく。http://72.14.235.104/search?q=cache:LPebRPh_7dAJ:www.yayoi-yumeji-museum.jp/exhibition/yumeji/next.html+%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%A1%E3%80%80%E7%AB%B9%E4%B9%85%E5%A4%A2%E4%BA%8C&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jpパンプを見ていたら、次号『北方人』に書くテーマが浮ぶ。「竹久夢二伊上凡骨」。ほとんど語られることがないが、夢二の版画は凡骨が手がけているのだ。春の一箱古本市の具体的な発表もあった。来春は2日に分けて開催されるという。一日はお客となってゆっくり廻れそう。そのうちもっと詳しく発表されるだろう。そんなことも気になる、気晴らしになった一日であった。

 

昨日は、春日部の新古書店(「ブ」ではない。最近行ってもなにもない)で、坂口三千代『クラクラ日記』(ちくま文庫)を買う。ふと広げたページに「中戸川」と出てきたからだ。坂口安吾を最初に誉めたのが中戸川吉二、まだ詳しく読んでいないかここに登場する「中戸川」は、文藝春秋社にいた息子の中戸川宗一のことだろう。これは来週の電車携帯本に。
今年もあとわずかだが、明日から年末まで仕事がつまっている(忘年会も)。体を大切にしなくては!