正月に読んだ本
正月読書用に図書館からたくさん借りてきたが、その読後感。まず田中栞さんの『書肆ユリイカの本』(みすず書房)だが、出版社の本を書誌的に徹底的に調べ上げる姿勢に驚かされる。小生、いろんな人の評伝を書いていて、その著作を見ずに孫引きとして参考文献を記述することがあるが、間違いも多く反省されられたことがあった。原典に必ずあたる、それも執念をもってあきらめないことを教わった。かつて、田中栞さんの『古本屋の女房』を読んだことがあるが、たしかそのとき娘さんをベビーカーに乗せて古本屋を歩いていた姿が描かれていたが気がする。あとがきをを読んでいたらその娘さんが大学1年生とあった。時間が流れるのが早いことを感じる。
- 作者: 田中栞
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2009/08/29
- メディア: 単行本
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- 作者: 田中眞澄
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 単行本
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正月明けのここ数日、ある講習を朝9時すぎから夕方5時近くまで受けている。一日中教室で机に向かい、講師の話を聞いているのだが、これが老体(?)にはきつい・来週1週間も続く。