『川上三太郎年譜』(川柳研究社)に出会う

もう8月になったが、相変わらず暑い日が続いている(少しはしのぎやすくなったが)。『北方人』第14号は、寄稿者に発送が終わったが、またまた印刷用紙が不足して、いつも読んでくれている人にはまだ半分しか送っていない。
今回、小生は「フリッツ・ルンプ物語」の続編を書きかけだったが、中戸川吉二の草稿「十年」のことに急遽変更した。始めて見るものなので興味深い内容になっているはず。「ルンプ物語」は次号に廻す。
先日「ブ」に行ったら、『川上三太郎年譜』(川柳研究社)という本にはじめて出会った。平成元年発行、限定500部であるが、図書館でも見たことがない。伊上凡骨とともに川柳の世界で活躍した人物。書名に「年譜」とあるが、年譜は4ページだけで、あとは本人の書いたもの、その川上三太郎関係の文章が「寄稿」として、年代別に390ページも収録されている。凡骨も時折登場しており、何れもはじめて知ることばかり。改めて川柳界での活躍を知る、貴重な一冊になった。

山形のS氏が「ビブリア」第55号を送って下さった。「詩人真壁仁の詩の世界(52)ー佐川英三と真壁仁」を興味深く拝読、この佐川英三という詩人のことをはじめて知った。