『しまふくろう』33号、そして「高田紅果の青春」展のこと

恩師S先生より『しまふくろう』33号が送られてきた。故郷北海道釧路の文壇情報切り抜き満載の本。故郷の文学館がいよいよ本格的に動き出す記事あり。いよいよ、作家中戸川吉二原田康子らの業績に新しい灯が点火されそう。地元では、10月30日に同じ『北海文学同人』あった作家桜木紫乃さんの講演会。11月には亡くなった原田康子に関するパネルデスカッションも開かれるとのこと。


近代文学研究者の亀井志乃さんから、市立小樽文学館で6月5日から8月1日まで開催されていた「高田紅果の青春ー芸術都市・小樽のコーディネーター」のチラシ、冊子、講演資料などが送られてきた。高田紅果(1891−1955)は、早くは石川啄木、のちに画家木田金次郎、作家早川三代治らと関係があった人物。冊子、亀井志乃著『高田紅果の青春』には、紅果の三代治あて書簡が多数収録されている。興味深々。

なお、現在市立小樽文学館では「日露戦争期の雑誌と書籍」(黒岩比佐子コレクション)開催中、9月4日(土)〜11月3日(日)まで。以前黒岩さんにお会いしたとき、是非小樽へ行きたいと語っていたが、これはかなわなかったようだ。お元気になって北海道へ行かれ、北の風を感じていただく日が来ることをことを祈っています。