みちくさ市、終了

今年最後の「みちくさ市」、無事終了しました。前日の雨がやみ、晴天。ただ風があり空気が冷たい。隣は、嫌記箱の塩山氏、どちらかが倒れたら支えあうようスタッフからの伝言。夕方になって余計に冷え込み、年寄りにはつらいが、まあ、何とか乗り越える。売り上げ冊数は50冊の超えたが、前回の60%。これは、よい本がそろえることが出来なかったので予想通り。少しは本棚に隙間ができて、新しい本が入れられそう。終わってから、嫌記箱の塩山さん、とみきち屋ご夫妻、書肆紅屋さんとお茶。四方山話に花が咲く。帰りの電車が、途中で人身事故があったらしく動かず、2時間近く遅れる。本屋によって時間をつぶしたが、あまりの寒さで体調不良になるが、なんとか持ちこたえる。今度は、来年の春に皆さんとお会いしましょう。スタッフ、来てくださった皆さん、本当にお世話になりました。


中戸川吉二の親類であるMさんが来てくださり、鎌倉の川喜多映画記念館に行かれたとのことで、お土産の栞をいただく。フイルムネガのようなものであった。ありがとうございます。Mさんからは、中戸川吉二と妻富枝の写真をいただいているので、作品集に収録させていただくことの了解を得る。

『木版彫刻師 伊上凡骨』を買ってくださっお客が2人。1人は、先日読んだ本に伊上凡骨が出てきたので本をみて手にして下さった。いずれもサインをしてほしいといわれる。女性のお客さんが、探していた本といいながら、単行本の『クラウド・コレクター―雲をつかむような話』(クラフト・エヴィング商會)を買い、初版ということで大変喜んでくださる。話によると、この本幾度か重版になっているが、版ごとに紙の質とかが違うという。初めて聞いた話だが、クラフト・エヴィング商會は装丁者としてこだわりを持っていたと思われる。初版を持って帰って、持っている重版の本と比べてみたいといわれていた。「みちくさ市」で、いろんな本と、人との出会いがあるが、こんなときが一番嬉しい。

クラウド・コレクター―雲をつかむような話

クラウド・コレクター―雲をつかむような話