『市立小樽文学館報』第28号/他

市立小樽文学館より、『市立小樽文学館報』第28号をいただいた。亀井志乃氏の「石井友幸書簡をめぐる江口渙の〈多喜二の死〉証言の変遷」を興味深く拝読。拷問死した小林多喜二と同じ留置場にいた石井友幸が、江口渙に宛てた書簡が最近発見され、その証言の変遷をたどったもの。伝えられている多喜二の死の直前にはいろいろな証言があることを知る。真実は誰が正しいのか。まるでミステリの世界である。

「生誕110年 伊藤整展」のチラシも入っていた。4月10日〜5月31日まで市立小樽文学館で。近ければ生きたいのだが、なかなか行くことができない。