「古本屋になるための1日講座」

今日は朝早く起きて、「サンパン」のための原稿をチェック、もう少し。
昼前、東京古書会館で行われる「古本屋になるための1日講座」に出かける。うさぎ書林の芳賀さん、オヨヨ書林の山崎さん、南陀楼綾繁さん、「古通」の樽見博さんの話を聞きたかったからだ。
今回3日目ということで盛況、団塊の世代、若い人、それも女性が数名いる。120人も集まっていた。
オンライン古書店をやっている芳賀さんは、古書組合に加入してからの状況を話してくれる。彼の書いた『オンラインで古本屋をやろうよ』を読んでいたのだが、3年目ということで、状況が変わってきたようだ。仕入れに行き詰まり古書組合に加入して新しい世界が開けたようである。
オヨヨ書林の山崎さんの対談は、南陀楼さんのリードで楽しい話だった。山崎さんの店にも行ったことがあるが、こだわりが出た品揃えであり、彼の人柄と仕入れの苦労を知った。
樽見さんの話は、本を売ってくれる人の気持ちを大切にすること、記録を残しておくことの2点を強調。実例を上げて話してくれる。若いときに出会った出久根達郎さんの話がおもしろかった。
2時間あまり、司会の石神井書林の内堀さんの話をふくめて色々、業界のはなしが参考になった。
この日、「晩鮭亭日常http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/20061009」さんも行っていたらしい。その様子を書いている。
終了後、樽見さん、南陀楼さんにチョッと挨拶して、神田の新刊屋をまわる(ほとんどの古書店は休み)。帰路の途中、新田で下車じて「ブ」へ、『湘南文学』の「太宰治特集」など3冊買う。帰宅後、北海道行きの準備を少し、早めに就寝。