鈴木三重吉の『瓦』が届く。

今日から仕事は夏休み。バタバタしていたので何となく落ち着いた休日を過す。
3日ほど前、ヤフーオークションで見つけた、鈴木三重吉の「三重吉全集」第1編『瓦』(大正4年3月、再販)が届く。いま『北方人』の自分の原稿は「伊上凡骨鈴木三重吉」を書いている。その資料として入手したものだ。背字は夏目漱石、装画は津田清風、木版が伊上凡骨である。箱入、天金、ハードカバー、格安であったが、届いた物を広げると背の部分がボロボロと落ちてくる。あわてて糊で貼る。それぐらい劣化してきている。それにしても、寒冷紗のような布張りに金箔の地、その上に4色刷りの版画、手がけたのはもちろん凡骨である。そんないきさつを書くつもり。

 『瓦』

この「三重吉全集」はもう一冊第2編『赤い鳥』を持っている。これも背字は夏目漱石、装画は津田清風、木版が伊上凡骨

『赤い鳥』

そして、伊上凡骨が彫った作品が「古書の森日記」のブログに出ていた。『畿内見物 京都之巻』の紹介で、凡骨の名は出てこないがすばらしい作品をご覧あれ!http://blog.livedoor.jp/hisako9618/

それにしても今日は暑かった。午後から床屋に行き、メガネ屋で新しいものを作り、新しいシャツを2枚買う。明日から、遅れている原稿もあり、自分の世界に入る予定。