品川力『古書巡礼』がおもしろい

9日の日曜日、一日「サンパン」の原稿を書く。八割がた完成しているのだが、まだまだ推移も必要である。締め切りまであと一週間。通勤電車の中でチェックを続けている。また、いまの通勤携帯本は、『古本屋を怒らせる方法』を読み終え(知り合いの名前がたくさん出てきて楽しかった)、日曜日に近くの{ブッマーケット」で入手した品川力『古書巡礼』(1991年、青英社)。本郷にあった古本屋「ペリカン書房」の主人で、『内村鑑三研究文献目録』の著者。これがすこぶる面白い(『古本屋を怒らせる方法』にも出てきた)。家の近くにこんな本を読んでいる人がいたのだろうか?人の名前を間違えて記憶しているものがたくさんあるが、この中でいろいろ教わった。「縁なき衆生」なんという言葉もでてくる。中戸川吉二にこの名前の本(小説の題名だが)があるが、今は死語になってしまっている。まだ最後まで読み終わっていないが、石川三四郎など懐かしい人名が沢山出てくる。あと1日ぐらいかかるだろ。
「北方人」、数人の寄贈者に送ったが、まだ送らなければならない。増刷も必要になってきた。また週末はその作業に取り掛かる。