山田稔『幸福のパスポート』(1981年)

要介護2の義母が、病院を変えたせいか奇跡的な回復を見せている。28日、久しぶりに家族が集まり、久しぶりに家族の団欒。夕方、リハビリ施設にいる義妹を送りに久喜市へ行く。帰り、その町の新古書店へ。あまり期待していなかったが、新潮文庫山田稔『幸福のパスポート』(1981年)を発見して驚く。なかなか見かけない本で、自筆年譜も収録されている。読むのが楽しみである。

また、埼玉県立久喜図書館が「本のリサイクル」をやるというチラシを見つける。よく行く図書館だが、県立図書館が本のリサイクルをやるのは珍しい。期間は2月4日から10日まで、10時から16時まで、一人20冊までとのこと。発行後20〜30年の本という。掘り出し物がありそうなので楽しみ。

パソコンの記憶装置が古くCD-ROM-Rだけだったが、フロッピーデスク、CD-ROM-RW、をようやく入手し、いままでのデーターを整理している。そしていま、作家原田康子さんの追悼文を書く準備をはじめた。物置から資料を探し出しているが、かつて、ある出版社に送って刊行を打診したが没になった『「挽歌」物語ー作家原田康子とその時代』の原稿の束が出てくる。いま読み直しても遜色がない。原田さんが亡くなったこともあり、改めて出版を頼んでみようと考えている。