『 昭和三十年代の匂い (ちくま文庫)』に『「挽歌」物語』か出てきた

昨日、2013年にちくま文庫で出た、岡崎武志『 昭和三十年代の匂い』を読んでいたら、最後の章「おじさまの匂い」に、拙著『「挽歌」物語ー作家原田康子とその時代』(釧路新書)のことが出てきて驚いた。えらく褒めている。2008年に、学習研究社から出た『 昭和三十年代の匂い』(学研新書)を読んでいたが、その時は出てこなかった。あとがきには、最後の章は新たに書き下ろしたとあるから、文庫版をパスしていたのがうかつであった。それにしても、文庫が出た後も岡崎氏とは幾度も会う機会があったのに、この件を一言も触れてはいなかったのは、彼の優しさであったかも知れない。改めて感謝!