竹ノ塚で本探し

夜になって雪が降り出している。明日の朝は、今年二度目の雪景色だろう。
午後から仕事で、足立区竹ノ塚へ。終った後に、ある絶版文庫を探すため古本屋めぐりをしようと思いネットで調べる。「ブ」2店舗のほかに、古本市場も2店舗もある。
電車のなかで、図書館から借りた坪内祐三の『三茶日記』を読む。たくさんの本との出合いが出てくる。作家や友人の名が次々と出てくる。人名索引があったらすごいものになるだろうと思う。
4時ごろ仕事から解放され、まずは古本市場竹の塚店へ。駅から遠い!やっとたどり着いが、目差す文庫はなし。若城希伊子『空よりの声ー私の川口松太郎』(文藝春秋社)、非売品の小野一成『鹿島建設の歩み』、これは、鹿島の副社長をやったひとりのことが気になっているので入手。
その後、久しぶりにカンパネラ書房へ、文庫の棚を見渡すが目的のものなし(先に書くが、この日はどこにもなかった。絶版なのでやっぱりネットで手に入れるしかないとの結論)。欲しいものがたくさんあったが財布が薄かったのであきらめる。
地図を見ながら、古本市場保木間店へ、これも遠い。山本正三『ウイリアム・モリスのこと』(相模選書)、これは『民芸手帳』連載されていたもの。少し歩いて、昨年12月にオープンした「ブ」4号足立保木間店へ、茨城出身の友人のために『目でみるふるさと霞ヶ浦』(崙書房)。
駅のほうへ戻って「ブ」竹ノ塚店へ。はじめて見る小檜山博の『カラオケ漫遊記』(リブリオ出版)、北海道の作家らしく、原田康子、小笠原克などとの交友がたくさん出てくる。これは、今日一番の収穫。そして高村光太郎『道程』(愛蔵版・日本図書センター)。
店は離れているが、この街にこれだけの新古書店があるのも珍しい(これだけ、安い本を探し歩く人間も珍しいが?全部105円!)。ただ、時間がなければ回れない(3時間以上もかかった)。