久々の神田古書街

11時、東京神田の「古通」へ「伊上凡骨」の原稿8枚を届けに行く。樽見氏と「秋の一箱古本市」の話などする。久しぶりなので、神田古書街を色々回る。青空古本市のあとなので人が少ないと思ったが、いつもと変わらず。小宮山書店のガレージで3冊500円をやっていたが、欲しい本が1冊だけあったが他の2冊が選べずあきらめる。店名を忘れたが、均一台で土方与志『なすの夜ばなし』(影書房)を見つけて買う。これは生誕百年を記念して復刻したものらしい。装丁画は村山知義書肆アクセスに寄り久しぶりに棚を見る。北海道関係の棚に「釧路新書」が並んでいるのをはじめて見る。何も買わずPR誌『未来』をいただく。これには古書現世の二代目向井透史君のインタビューがあった。
古書会館の「東京愛書会」の古書展へ。昼が過ぎているので人が少ないと思ったが、大勢の人で本も満足に見ることができない。ここで、これから「アマゾン」に取材に行くという「古通」の樽見氏とまた会う。結局『彷書月刊』のBNを三冊買ったのみ。
帰りの電車で『未来』を読んだが、向井君がどうして古書現世の二代目なったかを語っておりおもしろい読み物であった。
帰ってきたら、2年後の2008年10月13日に岡山大学で日本独文学会主催・岡山大学後援の一般公開国際シンポジウム「日独文化交流史上の在日ドイツ兵俘虜とその収容所」を開催する計画があり、フリッツ・ルンプに関するパネリストとして参加して欲しいとの要請がメールで入っていた。2年後だが承諾するつもり。そのころルンプの伝記も完成しているかも知れない。
今日は、久々に神田を歩き回ったので少々疲れてしまう。夜9時前には就寝。