もう7月、暑い一日

あっというまに7月も6日、時のたつのは早い。そして、昨日も今日も30度を越えて、とにかく暑い。もう真夏だ。
ここ2週間に、いくつかの書籍や手紙をいただいている。北海道江別に在住する従姉妹から『江別文学』第71号が送られてくる。従姉妹が向田邦子について書いたエッセーが載っている。なかなか達筆で、楽しく読む。北海道には地域に根ざした文芸誌がたくさんあるが、『留萌文学』『釧路春秋』など地道に活動を続けている。反面、純粋な同人誌は衰退を続けている。これも時代の流れか。

中戸川吉二の妻であった歌人富枝さんの親類の方から、古い写真の写しが数点送られてきた。幾つかの写真は、北海道などで発見されたものがあるが、次の写真ははじめてみた。右は長男宗一(のち文藝春秋編集者)を抱いた吉二、左は富枝。本当に美しい人であった。他にも釧路の牧場らしきところで撮った吉二の写真もはじめてである。富枝について一度書いたことがあるが、改めてその一生に触れて見たい。

隣町に住む明大のY先生が、わさわざふざいの我家のポストに、手紙と、日本独文学会叢書085『日本文化におけるドイツ文化受容ー明治末から大正期を中心に』の冊子を入れてくれた。依岡裕児さんの「「パンの会」におけるドイツの影響」があり、当然フリッツ・ルンプが登場する。
皆さんには、まだお礼の手紙を出していない。ようやく落ち着いた日を過ごしているので、今夜にでも書きたい。