以前あった「ブ」がない?

今日は、昼から車で栃木へ、伊福部昭の『舞踊曲「サロメ」』を聴きながら、義父の墓参りに行く。
夕方、時折のぞく古本屋吉本書店へ行く。前に行ったとき、棚を見ていたら例の新潟県中越地震の大きな余震があって、店主と飛び出した記憶がある。今日は、坪内祐三『雑読系』(晶文社)を買う。1000円。
夜9時過ぎ帰路についたが、小山の「ブ」へ2年ぶりに寄ろうと車を走らせる。二度目だったので50号線にあった場所がはっきりしなかったが、いくら探しても、あの黄色と赤と青の見慣れた看板がない。たしかここにあったと思う場所に、古本を扱う「ゲオ」という店がある。下車して物色。
「フリッツ・ルンプ物語」の資料として、江上波男『東洋学の系譜』(大修館書店)、ほかにオリビエーロ・トスカーニ『広告は私たちに微笑みかける死体』(紀伊国屋書店)、テンジン自伝『わが山エヴェレスト』(白水社)、堀越孝一『遊ぶ文化』(小沢書店)など、均一本5冊を買う。そんなにいい本がないと思っていたが意外な収穫。同行してもらった妻に料理の本、娘に少女小説を買ってやる。レジで、「ここは以前ブックオフでは」と聞いたら、そうだという。店は近くに引っ越したというので、早速その場所へ行くと、大きな店になっていた。
江戸川乱歩の小特集のあるものなど『東京人』3冊、舟越桂の特集がある『美術手帖』を均一で(200円もあったが)買う。単行本、文庫などを見たが、欲しいものは何もなし。
12時近く帰宅。山形の杉沼永一氏より、『ビブリア』第46号が届いていた。この雑誌については、もう夜が遅いので明日に報告。(注「ブ」とはブッツオフの略)