2007-01-01から1年間の記事一覧

「フリッツ・ルンプ物語・6」の完成

昨日は残暑が厳しい一日であった。朝から『北方人』の増刷で出かけ、30部と5部を寄稿者に送る。在庫なし。札幌の亀井女史から、10部追加の連絡。用紙がないので来週送る予定。 その亀井女史から、北海道の市立小樽文学館からでた「石川啄木と小樽日報」の冊…

品川力『古書巡礼』がおもしろい

9日の日曜日、一日「サンパン」の原稿を書く。八割がた完成しているのだが、まだまだ推移も必要である。締め切りまであと一週間。通勤電車の中でチェックを続けている。また、いまの通勤携帯本は、『古本屋を怒らせる方法』を読み終え(知り合いの名前がたく…

『北方人』第11号の増刷できました

数日前、台風通過ということで早めに会社を出たが、やっぱり「ブ」に寄りたくなって飯田橋で途中下車。一週間ぶりだが読みたい見たい本がない。なんとか谷崎潤一郎『青春物語』(文書文庫)を見つける。ここには「パンの会」のことがあり、伊上凡骨が出てく…

『北方人』第11号、完成!

先週、『北方人』第11号の不足の用紙を手に入れ、昨日印刷にかかろうしたが、ページ数が合わない。良く見たら2ページダブっていた。ページ割りは4の倍数だから組みなおすしかなかった。急遽ページ割りを直し、一部レイアウトを変える。一日ががりの仕事にな…

『北方人』第11号はもう少し

暑い日が続いている。この一週間、仕事の多忙さもあって帰りが遅く、少しバテ気味。それでも昨日は本が見たくて、足立区竹ノ塚の「ブ」で(ここには2軒のもある)、2軒とも単行本500円セールをやっていたので出かける。前に見ていた毛綱毅曠・伊藤亜弥『風…

とうとう○暦になったのだ

一昨日の16日は最後の夏休み。全く暑い日であった。隣町の越谷市が40度を超え熱中症で亡くなった人もいたから、当然春日部も40度を越えたはず。そんななか、一日原稿書きと、『北方人』のレイアウト。翌17日は、休み明けの仕事に出る。電話もならず静かな一…

『鈴木三重吉全集』で伊上凡骨を発見

夏休み、暑い日が続く。 昨日は、休みの会社に様子を見に行くために出かける。午前中、足立区北千住の中央図書館に行く。ここ数週間探していた本を、ネットで探して見つけたのだ。閉架から出してもらい、2時間ほどかけて熟読。新しい発見に歓喜する。その本…

身辺も少しずつ変化しています

昨日は、同じ埼玉の行田市に息子の車で妻と3人で出かけた。息子が結婚したいというひとのご両親とあう席を、若い2人が作ってくれたのだ。静かな日本料理店の離れで閑談する。これから二人が新しい時代を築いていくのだから、両家とも結婚を反対するつもりも…

鈴木三重吉の『瓦』が届く。

今日から仕事は夏休み。バタバタしていたので何となく落ち着いた休日を過す。 3日ほど前、ヤフーオークションで見つけた、鈴木三重吉の「三重吉全集」第1編『瓦』(大正4年3月、再販)が届く。いま『北方人』の自分の原稿は「伊上凡骨と鈴木三重吉」を書いて…

『spin』02が届く

昨日、前橋の津田氏から『spin』02と、中戸川吉二が『中央文学』(まだ年代を調べていないが、第4年9号とある、大正期のもの)の「秋声氏も作にあらはれた恋愛」がが届く。これは初めて見るものである。発見してくれた松岡高氏にも感謝したい。早速『spin』…

久喜市の県立図書館へ

午前中、息子から頼まれていた、EU関係の本を借りに春日部図書館へ。帰宅後、午後から久喜市の埼玉県立図書館へ電車で行く。『北方人』に載せるため、伊上凡骨のことを書きかけている自分の原稿の資料を探しにいったのだ。ネットで調べていたが、目的のもの…

「ウィークエンド・ワセダ」の早稲田へ

仕事帰り、「ウィークエンド・ワセダ」の本棚を見に早稲田に行く。古書現世で物色、向井さん、退屈男君に挨拶。欲しい本があったが次の立石書店の帰りに寄ろうと店をあとにする。立石書店では、けものみちのナンダロウ氏に挨拶。ここでも欲しい本がいっぱい…

新しい時代へ

朝早く起きて、『司馬遼太郎事典』『藤沢周平事典』5項目の校正をする。9時過ぎ、それを出しに行く。途中で参議院選挙の投票に行く。「ブ」に行くが何もなし。帰ってから『北方人』の校正紙を作り、2時過ぎ再び郵便局に行き寄稿者4人に送る。夕方最後の寄…

ワープロ三昧

暑い一日だった。 朝から『北方人』の原稿である通氏の「北風」21枚をワープロで打つ。こちらで作る約束だったが、すっかり遅れてしまった。途中眠くなり、アルバイトとして娘に打ってもらい夕方完成。そのあと、他にいただいている原稿のレイアウトをする。…

『宮澤権賢治事典』が出た

書き忘れがあった。一週間ほど前、神戸のM氏からメールがあり、昨年、雑誌『エスペラント』に寄せた「高村光太郎とエスペラントと若き詩人たち」を、勉誠出版からでた『宮澤賢治事典』に参考文献として紹介したと連絡があった。勉誠出版から『司馬遼太郎事典…

ごぶさたのブログ

なにかと多忙で、ブログをすっかりご無沙汰してしまった。 覚書として、先週の週末のできごとから。15日(日)は、台風通過のなか銀座の画廊へ山本氏の個展に行く。いつも『北方人』の表紙に作品を寄せてくれるのだが、今回はその表紙ふさわしい作品がたくさ…

昔話に花が咲く

この一週間の出来事から… 札幌の『北海文学』同人、岩渕氏から展覧会と画廊案内が主の『21AGT』111号と、北海道の美術評論誌『美術ペン』121号が届く。『美術ペン』には夕張市美術館存続の事や、神田日勝のことが出ている。興味深々! ほかに、かつて北…

「情熱大陸」を見る

今日は、春日部の「ブ」で単行本2冊1000円セールをやっているので、10時にあわせて出かける。今夜、TBSの「情熱大陸」に登場するイラストレター内澤旬子氏の『世界屠畜紀行』、イラストを描いた松田哲夫『「本」に恋して』を見つける。なんとラッキー! …

かわじ・もとたか『装丁家で探す本』、ほか

今週はじめ、頼んでおいた、かわじ・もとたか氏の『装丁家で探す本』(星雲社)が届く。かわじ氏の労作。装丁家1000人の名前がある。とにかく凄い。 かわじ・もとたか『装丁家で探す本』(星雲社) いつも『北方人』の表紙やカットを飾ってくれる山本浩生氏…

フリッツ・ルンプの作品新発見

この一週間、朝早く夜遅い帰宅でやりたいことがなにもできなかった。それでも、電車の中で先日「ブ」で手に入れた澁澤龍彦『快楽図書館』を読み続ける。先日の鎌倉文学館で企画展見たので気になって手に入れたもの。書評が主体だが、1960年代の終わりごろの…

鳥居省三『私の歩いた文学の道』が届く

週末、「北海文学」同人の夏山氏から電話があった。「中戸川吉二作品集」の実現に努力しているのだが、資金面でなかなか理解してもらえないという。やはりマイナー作家の悲哀か。というわけで、計画は縮小延期の様相になってきた。釧路に、市が出している「…

いろいろな本いただき、大感謝

この10日間ほど、いろいろな本をいただいた。まだ、お礼の手紙を出していないがここで紹介したい。 まず、九州産業大学の伊藤重行先生から、『ツルになった おばあちゃんーツルとトメさんが教えてくれたこと』(中西出版)。舞台は北海道鶴居村、伊藤先生が…

乱読三昧の日々

今週の仕事帰りに手に入れた本。それを片手に、車中乱読三昧の日々が続く。 *高田宏編『「あまカラ」抄2』(冨山房百科文庫) このシリーズの3を読み終わって、1,2を探していたが、偶然同じ「ブ」に2が売っていた。3日ほど電車の中で読み続け、あと少…

澁澤龍彦展を見る

2日土曜日、8年前に亡くなった友人のお墓参りのため鎌倉へ行く。12時到着、すぐ江ノ電に乗り換え由比ガ浜へ。駅から近い鎌倉文学館へ行き、澁澤龍彦展を見る。鎌倉と縁が深い作家。さまざまな著書の書影を見て、感激する。見たこともないものばかり。図録購…

自家製コピー版「故郷逍遥」、5部作る

昨夜から『釧路新聞』に連載した54回のコラムを、自家製コピー版「故郷逍遥」として5部作る。ところがインク切れで中断。朝一番でROXに走る。この複合機(hp)、みんな知っていると思うけどインク切れが早い。コンビニでコピーした方が安いとのデータもある。…

新書2冊、と『奇書!奇書!奇書の達人』

この一週間、仕事帰りに時々遠回りしてしばらく行ってなかった「ブ」に寄る。大塚の「ブ」で3月に出た岡崎武志『読書の腕前』、本屋で入手しようと思っていたが、意外なかたちで手に入れてしまった(先日の一箱古本市で1冊買ってくれた岡崎氏、新刊書店で買…

古本三昧

仕事も一段落、追われる原稿もなく久々に古本三昧。まず、昨日の原宿「ブ」では故郷本として伊藤桂一『月明かりの摩周湖』(実業之日本社)、由井一二『風呂敷画商一代記』(美術年鑑社)。『月明かりの摩周湖』は、初めて読む。良く知る実在の人たちがモデ…

樽見博のささやかな出版記念会、その他

昨日は通勤電車のなかで、『三度のメシより古本!』を読む。軽い題名の割りに中身は深い。浮世絵から伊藤信吉の話まで、興味深々なことがたくさん書かれている。 仕事が終って神田古書会館へ、着いたのが閉館5分前、愛書会の棚を少しだけ見る。なんとか、柏…

樽見博『三度のメシより古本!』、『一寸』が届く

古通の樽見博氏から『三度のメシより古本!』が届く。中にしゃれた手作りの栞が挟まって、「古本をたんと買っても 悲しき派つんどく癖の 重き病か たまめ」の一首がある。私もその病にかかっている。少しずつ減らそうとしているのでが、増える一方。 樽見博…

久しぶりに読みたい本に出会う

この一週間、仕事の都合で家に帰ってこれない日もあった。久々の休日といった感じ。原稿の締め切りも迫っているが、天気が良いので近所の新古書店めぐり。途中、北越谷近くの香取神社で骨董市をやっていた。骨董より本があればと思い、久々にのぞいてみる。…